04がファーストヴィンテージ。生産量も一種類1,000本から3,000本。栽培はリュットレゾネ、除草剤は使わず、よりよい葡萄をつくる為手作業で除草。収穫は手摘み。発酵は天然酵母のみ使用。
白はステンレスタンクで低温発酵、途中でバリックに移し発酵を続ける。その後MLFも含めて12ヵ月樽で熟成。新樽比率はHCDBが10%、サンローマンが15%、ボーヌ一級、ムルソーが20~25%。
白は平均収穫量40~45hl/ha、しかし13年は25hl/haしかとれなかった。ボーヌ一級白は2009年に植樹、収穫量をしぼる(20~25hl/ha)ことでクオリティをあげている。ピュリニーは50年のV.V.で年産400~600本程。
赤は除梗し、ステンレスタンク発酵、マセラシオン3週間後、樽に入れる。CO2を瓶詰めまで残し、なるべくSO2の添加量を少なくするようにしている。発酵中にはSO2は添加しない。MLF後と瓶詰め時に少量添加。赤は11年から新しい選果台を買い、より厳しく腐敗果を取るようになった。11年からはよりピュアな果実を楽しめるワインになってきている。赤は平均収穫量40hl/ha。
11年は収穫量30%減、12年は45%減、13年も30%減。生産量を減らしてでも品質を重視するその姿勢は、ワインの品質となって現れてきている。