Umbria

Mani di Luna

マーニ ディ ルーナ

Torgiano

ペルージャ近郊、トルジャーノは海抜200m程に位置する町、ワインやオリーヴオイル等の他、さくらんぼ等の果実の生産も盛んな町です。この土地で有名なワイナリーと言えば、イタリアワインを扱う方なら一度は耳にした事があるのではないでしょうか?

「ルンガロッティ」 トルジャーノを始めとした、ウンブリアが誇る素晴らしい土地のワインを世界に発信し広めた先駆者として、素晴らしい功績を収めたカンティーナです。そのルンガロッティは現在創業者であるジョルジオの二人の娘が引き継いで経営を行っていますが、ジョルジオが創業する前に広大な土地を分配された、その時その他の一部の土地を受け継いだのがジョルジオのいとこにあたるマリオ・ガッシャネッリでした。彼はその土地で家族でブドウとオリーヴ、さくらんぼの栽培を行い、それらを販売して生計を立てていました。マーニ・ディ・ルーナが誕生するキッカケとなったのは、そこで週末アルバイトをしに来ていたアレッサンドロと、昔からマリオと一緒に仕事をしてきた仲間シモーネ、醸造を学び武者修行をしていたロッコ、この3人の出会いから始まります。政治経済を勉強していたアレッサンドロは、サラリーマンをしながら、週末になるとマリオの所でオリーヴの手入れを手伝いに来ていました。それは単にお金稼ぎでは無く、畑仕事は好きだったから。シモーネは常に畑に出て第一線で働いていたマリオの片腕的存在でした。そしてロッコは、10年以上も色々なカンティーナで修業を積み、経験豊富な醸造家であり、農業の知識も豊富な人物。この3人がたまたま同じ趣味を持っていた事がこのカンティーナの起源とも言えます。それは「ブラジリアン音楽」。音楽と農業を通じ知り合った3人はすっかり意気投合し、共に演奏を楽しんではワインを飲む、そんな関係を築いていきました。シモーネの妻はマリオの娘、アレッサンドロの彼女もマリオの娘という事で、ほとんどの畑の管理を任されるようになっていったアレッサンドロとシモーネは、酒の席でいつもワインについて語り合っていました。「自然なワインを造ってみたいねぇ~」と。2009年に実験的に家庭用では無い、初めてのワイン醸造・ボトル詰めを行いました。しかしそのワインは出来た当初こそ美味しかったのですが、1月後にはすぐに弱ってしまう程度のワインだったそうです。そこで彼らは土地の改善から着手する事を決意します。翌年の2010年、古い民家を購入し、手作業で改築を行い醸造所を設立。ファットーリア・マーニ・ディ・ルーナを本格的にスタートさせました。畑の海抜は200230m程。8haあるブドウ畑を取り囲むようにオリーヴやさくらんぼ、自然の森を残しつつ、自然に近い環境造りに重点を置いた畑です。畑では2009年以降、農薬や化学肥料を一切排除し、必要最低限の銅と硫黄を使うのみ。ビオディナミのプレパラシオン500.501番は自分達で造り熟成し、畑に散布しています。畑を自然農法に切り替えた初年度にのみマメ科の植物の種を数種類蒔きましたが、翌年からは自然に多種の植物が生えてきたので、特に種は蒔いていません。伸びた雑草は掘り返さず、伸びた部分を刈るだけです。畑には15羽のニワトリが放し飼いにされ、虫や雑草を自由に食べています。(その卵は絶品らしい・・・w)収穫は家族親戚総動員で行いますが、剪定作業や一年間の畑の管理は3人と妻たちとで全て行っています。手作業で丁寧に収穫された果実は、手除梗を行い、破砕は足で行います。その後マセレーション。伝統的手動トルッキオで圧搾。自然酵母でゆっくりと発酵を行います。セメントタンクやステンレスタンクを使い、残りの醗酵・マロラクティック発酵を行い、最低5ヶ月の熟成へと続いて行きます。ボトル詰めまで全ての段階でフィルター濾過は行わず、澱を混ぜながらじっくりと熟成させ、極少量の亜硫酸を添加しボトル詰め(サンジョベーゼ・タッピ・ア・コローナのみ無添加)35ヶ月間の瓶内熟成の後にリリースとなります。今後は白も含め、徐々に亜硫酸の添加を無くす方向に進みたいと話すロッコとアレッサンドロ。しかし今のワインでも十分美味しいです。白は明瞭な清涼感と洗練さがあり、シンプルで心地よい味わいです。赤はなんといってもサンジョベーゼ。バルベーラとの混醸のケッチャレッロは、樹齢の古い樹からのブドウでしっかりとコクのあるワインを造りあげています。そして、赤なのにミネラルウォーター並みの柔らかさと心地よさを持ち、血中と体内の臓器が喜んでいるかのような錯覚に陥る程の、命の水ならぬ命のワイン、サンジョベーゼ・タッピ・ア・コローナ。この2016年(NVですが)が初リリースとなった、彼らの亜硫酸無添加ワインです。その驚くほどに軽く、やさしい心地よさを一度味わってしまえば、必ず忘れられない一本になると思います。。。そんなマーニ・ディ・ルーナ=手と月。本当はマーニ・ディ・ピエディ(手と足)にしたかった(手除梗・足破砕なので)アレッサンドロ。みんなから反対され、しぶしぶビオディナミにちなんだ月を入れたそうです。収穫の時はもちろん、事あるごとに畑でワインを飲みながら、ブラジリアン音楽を楽しむ3人。好きな事で繋がった友達だからこそ心の底から一緒に突き進められる。決して簡単ではないブドウ農家・ワイン生産者への挑戦は、彼ら3人の夢であり、人生を楽しむ為の決意でもある。自然に囲まれたマーニ・ディ・ルーナには、いつも美味しいオリーヴとさくらんぼ、自然で体が喜ぶワインと楽しい音楽が響いている。彼らのこれからの挑戦を見守り、一緒に応援して頂けたらと願っています。

  • Il Baratto / Igt イル バラット

    Vt: 2015 品種: トレッビアーノ・トスカーノ(プロカニコ)85% マルヴァジア グレケット リースリング
    造り: 樹齢30~40年 
    プレス後ステンレスタンクにて自然酵母で発酵 
    その後5ヶ月間バトナージュを数回行いながら熟成 
    瓶詰前に亜硫酸を添加 ノンフィルターにてボトル詰め 
    容量: 750ml 税込参考上代: 2808
  • Rose Ose / Igt ロゼ オゼ
    • ロゼ
    • 辛口

    Vt: 2015 品種: サンジョベーゼ100%
    造り: 一晩マセレーション 
    ノンフィルター
    容量: 750ml 税込参考上代: 2808
  • Checcarello / Igt              ケッチャレッロ

    Vt: 2015 品種: サンジョベーゼ85% バルベーラ15%
    造り: サンジョベーゼは樹齢7年 バルベーラは50年 
    ステンレスタンクにて自然酵母で発酵 
    15日間のマセレーション 
    バトナージュを繰り返し9ヶ月間の
    熟成はステンレスタンク                 
    容量: 750ml 税込参考上代: 3240
  • Sangiovese Tappi a Corona / Igt サンジョベーゼ タッピ ア コローナ 

    Vt: N.V. 品種: サンジョベーゼ100%
    造り: ステンレスタンクにて自然酵母にて発酵 
    亜硫酸無添加にてボトル詰め 
    スクリューキャップ                                                                  
    容量: 750ml 税込参考上代: 2592
  • Sangiovese Tappi a Corona / Igt サンジョベーゼ タッピ ア コローナ

    Vt: N.V. 品種: サンジョベーゼ100%
    造り: ステンレスタンクにて自然酵母にて発酵 
    亜硫酸無添加にてボトル詰め 
    スクリューキャップ   
    容量: 750ml 税込参考上代: 2592
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